なぜUniFiに?
ふと気づいた時、自宅のネットワーク機器がUniFi一色に。小さいながらもラックが生えてきた。
どうしてこうなった?
弊宅は長年フレッツ光1Gタイプで「RTX830」をメインに何の不満もなく(安定性という意味で)運用していたのだが暇を持て余しXを覗いていると、「10G回線ってそんな高ない」、「UniFiがイケてる」「UniFi NetworkがMAP-Eに対応した」と言う事を知り、気がついたら手元に「Dream Machine Pro Max(UDM-Pro-Max)」「Hi-Capacity Aggregation(USW-Aggregation-Pro)」がありました。最近出した同人誌(宣伝)のページ数もかなり増え、入稿に強い回線とより強固な安定性が必要で…?
UniFi(ユニファイ)とは、当社Ubiquiti(ユビキティ)の理念「Rethinking IT(ITを再考する)」を掲げて開発した高性能なインターネットゲートウェイ、スイッチ、無線アクセスポイント、セキュリティカメラ、コミュニケーションなどをシームレスに統合管理できるソリューションです。一般家庭から企業まで、あらゆる規模のネットワーク環境にかんたんに導入可能です
引用:UniFi とは? Ubiquiti 社の UniFi について徹底解説します!|Ubiquiti Japan (UI Japan)
筆者宅の環境
回線①:ドコモ光/1G/RA方式(光電話契約なし)
回線②:J:COM/In My Room
ルーター:YAMAHA「RTX830」→UniFi「UDM Pro Max」(二重ルーター)
※回線①は「フレッツ光/10G/DHCPv6-PD方式」に変更予定(工事依頼済)
※回線①>②でフェイルオーバーを組んでいます。
YAMAHAを更新するという選択肢は?
「RTX830」を使っていたので「RTX1300」が順当な選択肢でしたが価格とスペック、筆者の練度、エコシステムを考えるとUniFiという選択肢は非常に魅力的です。ただし、自分の練度だと「RTX830」や配下のYAMAHAswitchのGUI操作で事足りることも多く純粋なネットワーク機器としては特に影響はない感じでした。価格はかなり魅力的ですが「イケてそう」「GUIがかっこいい」「ビジュアルがすごい好み」そんな軽い気持ちです。
「RTX830」はバックアップ機材として活躍してもらう予定。
(参考)価格比較(※2025/09/17時点)
RTX1300:139,280円(価格.com最安)
Dream Machine Pro(UDM-Pro):71,800円(UniFiストア直販)
Dream Machine Pro Max(UDM-Pro-Max):108,200円(UniFiストア直販)
気がついたら手元にあったUniFi機材たち
クラウドゲートウェイ(ルーター)
Dream Machine Pro Max(UDM-Pro-Max)
スイッチ
Hi-Capacity Aggregation(USW-Aggregation-Pro)
Pro XG 10 PoE(USW-Pro-XG-10-PoE (400W))
Pro XG 8 PoE(USW-Pro-XG-8-PoE (155W))
Wi-Fi AP
UniFi Express 7(UX7):ゲートウェイ機能もあるがAP運用、UMD-Pro-Maxがあるけど面白そうだったので。ただVLANを切りまくる関係上、BSSIDが少ないので素直にU7 Proにしておけばよかった。
U7 Pro(U7-Pro)
その他アクセサリー
24ポートブランクキーストーンパッチパネル(UACC-Rack-Panel-Patch-Blank-24)
キーストーンブランクインサート、24パック(UACC-Keystone-Blank-Insert)
UDM-Pro-MaxとUSW-Aggregation-Proを手にした瞬間、1週間でこれぐらいポチっていました。
Pro XGなスイッチは偶々日本法人での取り扱いが始まった段階なので勢いで(?)
UniFiのストアは優しいことに過去の購入品を取りまとめてくれています(?)
ネットワーク構成(Before/After)
ネットワーク図って描くの楽しいですね。素人なのであまり参考にならないかもです。
Before
After
アイコン素材:https://network.yamaha.com/support/download/tool
UniFiを実際使ってみて。
フレッツ光1Gの光電話契約無しの場合IPv6プレフィックスががRAとなりそのまま繋がらず「RTX830」との二重ルーター構成で運用中。現在工事手配中だが10G回線に切り替えるので「DHCPv6-PD」に変更後、ONU直結予定。
実際使用してみてコンソールを使わずブラウザからグラフィカルなGUIで操作するのは思った以上に簡単で楽しく、家庭向けルーターからのステップアップにもおすすめ出来そうです。
ただしIPv6環境についてはようやくMAP-Eに対応したものの部分的で筆者宅環境だと現状二重ルーターでの運用となっています。10G環境で「DHCPv6-PD」が受け取れることになるのでそのうち二重ルーターも解消されます。またアップデートが頻繁に行われているのでRA対応も期待したいところ。
GUIはキビキビ動き、視覚的に楽しいトポロジーを備え、各種セキュリティ(IPS/IDS、広告ブロック、VPN)、保守がライセンスフリー(無料)で使用出来るのも、家庭向けとしてはかなりオーバースペックであるが魅力です。(この手のライセンスは非常に高価です。)
スマホ向けのアプリも充実しており基本的な設定はスマホのみで対応可能なのもポイント。
ゲートウェイ、スイッチ、APと来たので次はProtect製品を導入してみようと思います。
実はかなり寄り道していた。
UniFiに落ち着く前に実は色々と寄り道をしていました。Beforeのネットワーク図に小さく記載がありますが八丁(Xikestor)のSFP+×8「SKS8310-8X」やGl.iNetの「GL-BE9300(flint3)」、OpenWrtを入れた「Topton/N355/10GSFP*2」なルーター等様々な機器で遊んできました。NICはアリエクで転がっていた再生品?な「Mellanox ConnectX-4」を複数枚仕入れています。自分がバリバリなエンジニアであれば上記機器を組み合わせてコスパの良い環境を構築できたかと思うのですが自宅での仕事も多く安定した環境が必要、グラフィカルなUIである程度知識があれば運用可能と、少し背伸びしたい自分にピッタリな製品でした。
おわりに
ネットワークエンジニアでも何でもない素人の忘備録ですので本記事では無駄な構成をしている可能性があります。
それでは良いUniFiライフを!
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